Fillers Make Her Look Older?, Kylie Jenner's Change of Face

22歳のビリオネア、カイリー・ジェナの
ヘア、ビューティー、美容整形&ビジネスのトランスフォーメーション

Published on 3/7/2024


1997年8月10日生まれで、2018年に21歳にして最年少のセルフメイド・ビリオネアになったとフォーブス誌が報じたのがカーダシアン&ジェナー・ファミリー5姉妹の最年少、カイリー・ジェナ(現在26歳)。
カダーシアン・ファミリーの七光りを受けているだけに”セルフメイド” という肩書には反発の声が上がっていましたが、 後にフォーブス誌は彼女のビジネスの規模が「実際にはビリオネアに認定するほどではなかった」と訂正。 2020年にカイリーは彼女のコスメティック・ビジネスをコティ社に6億ドルで売却。その売却益は課税後に3億4000万ドルになっており、 現時点では姉のキムがビリオネアになったものの、彼女は年収1億ドル程度。 その出費が多いライフスタイルで、デミ・ビリオネア(5億ドル以上の個人資産)にも及ばないと言われています。
そのカイリーの多額の支出の一部を占めているのが、カイリーの度重なる美容施術。 コスメティック・ライン ”Kylie / カイリー” を一躍有名にしたリップグロスを販売するために、唇にヒアルロン酸ベースのフィラーを注入していたことは 本人も認めていましたが、姉のキムのようなカーヴィーな体型になるために、豊胸手術、ブラジリアン・バットリフトを行い、 2人の子供の出産後の体型をエクササイズをせずに修復したと言われるのが彼女。
その彼女が2月に行われたパリ・ファッション・ウィークで話題になったのは、とても26歳とは思えない老けた写真写りになっていたこと(写真上右側2枚)。 既に22歳の時に32歳に見えると指摘されていたカイリーですが、この時の彼女は26歳にして40代に見えると言われ、 彼女同様に早くからヒアルロン酸やボトックス注入を受けていた20代のインフルエンサー同様に、 「ジェンZセレブリティはミレニアル・セレブリティよりも、度重なる美容施術のせいでルックスが老けるのが早い」 と指摘されたほど。
ここではそんなカイリー・ジェナのヘア、ビューティー、美容整形、そしてそのビジネスのトランスフォーメーションを年度別にご紹介します。



2008 〜 2010年

リアリティTV、「キーピング・アップ・ウィズ・カダーシアン」に カダーシアン家の最年少の姉妹として出演し始めたのは2007年。 以来、リアリティTVのセットの中で育ってきたのがこの時代の彼女です。

2011年

ファッション&ビューティーへの関心の高さを徐々に示してきたのがこのころで、徐々にブランド物の持ち物が増えてきたのも 2011年を前後してのこと。 ボリュームのあるヘアに拘りがあるカイリーは、ヘアをカラー・スプレーで染めて 遊び心のある演出をスタート。
ですがこの頃まではハーフ・シスターのキム・カダーシアンの若い頃同様に、毛の生え際にちじれた後れ毛が目立っています。

2012年

この年に入ると、毛の生え際の後れ毛対策がされて、顔の輪郭が向上。
この年からは姉でスーパーモデルのケンドール・ジェナと共にアパレル会社PacSunと契約、ケンドール&カイリーという クロージング・ラインをスタート。 自らのアパレルを着用してソーシャル・メディア上でプロモートしていたのがこの頃で、 未だ14歳ということもあり 殆どのプロジェクトをケンドールと2人1組でこなしていましたが、 ケンドールよりもメークに熱心な様子が既に窺えていました。



2013年

姉のケンドール・ジェナがモデルとしてどんどん成功を収める一方で、 モデル体型ではない彼女は、ハーフシスターのキム・カダーシアンのようなビジネス路線をもくろんで、 ソーシャル・メディアのフォロワーをどんどん増やしていったのがこの頃。 カラー・コンタクトを使ったり、スーパーダークなリップをアプライするなど、 様々なメークにトライしていた時代。
ファミリーのリアリティTVの知名度の影響でTV出演やメディアの取材がもこの頃から増えています。

2014年

タイム誌によってケンドール&カイリーが”最も影響力があるティーンエイジャー”に選ばれたのがこの年。 その要因になっていたのが2人のソーシャル・メディアのフォロワーの多さ。 この都市の春にはスティーブ・マッデンとのコラボレーションで、姉のケンドール・ジェナと共にシューズのラインを発売。 またベラミー・ヘアとのタイアップで、”カイリー・ヘア・クチュール” というヘア・エクステンションのラインを発売。
同じくこの年にはケンドール・ジェナと一緒にパーティー・ネクスト・ドアのミュージック・ビデオにも出演。 ヘアが短め、メークも控えめでヒップさを追求していたのがこの時期。

2015年

この年の春先にリアリティTVの中で、唇にフィラーを入れたことを認めたと同時に、ソーシャル・メディア上で、 吸引によって唇の血行を高めて唇にボリュームを出す「カイリー・ジェナ・チャレンジ」が流行ったことから、8月には カイリーのコスメティック・ラインの発売を発表。実際に店頭で販売がスタートしたのがこの年の10月。 その発売に先駆けて、自分のウェブサイトとアプリをクリエイト。このアプリがアップルストアで1位になる人気となり、 同時にこの年には姉のケンドール・ジェナと一緒にトップショップのアパレルのコラボレーションも行っています。
またこの年には当時のボーイフレンドでラッパーのタイガーのミュージックビデオにも出演。 キム・カダーシアンのようなセクシー路線を打ち出すようになったのがこの年。

2016年

当初15万ユニットを生産予定だったリップキットを50万ユニット生産しなければならないほどのサクセスを収めたことから ブランド名をカイリー・コスメティックに改めたのがこの年の2月。 以前より目が大きくなっていて、バービー的なセルフィーやグラビアが目立つのがこの年。 その大きくなった目を更に大きく見せるフェイクアイラッシュと太い眉というインパクトのメークで、 自らのソーシャル・メディアを駆使しながら カイリー・コスメティックをヘビーにプロモートしていました。 このルックスが功を奏して 売り上げはうなぎ上りで、収入が増えるにしたがって 高級車やバーキンなど、高額のショッピングが目立ってきたのがこの時期。
この年以降、「カイリーの唇の厚みやシェイプが写真ごとに異なる」といった声が彼女のソーシャル・メディアの フォロワーから聞かれるようになっています。



2017年

フォーブス誌のセレブリティ長者番付で56位にランクされたカイリーが、カダーシアン・ファミリーとは別に 個人のリアリティTV「ライフ・オブ・カイリー」をスタートしたのがこの年。 胸やヒップなど 体型がハーフシスターのキム・カダーシアンにどんどん近づいたのがこの年で、 ソーシャル・メディアでは当時大人気のスナップチャットで、最多フォロワーを獲得していました。
またハーフシスターのクロエ・カダーシアンを儲けさせる目的で彼女との コラボ・コスメティックを発売。これ以外にも キム・カダーシアンや自分の友人とも限定コラボを行い、 そのパートナーを儲けさせてきたことでも知られるのがカイリー。
この年には初めてMetガラに招待され、その化粧室でアナ・ウィンターに禁止されていたセルフィーを撮影。 これがヴァイラルとなっていました。

2018年

カイリーがコスメティック企業のオーナーとして、その資産10億ドルが見積もられ、 初めてフォーブス誌の表紙を飾ったのがこの年。 ビジネスのサクセスがフォーカスされるようになってきたのに加えて、年明けに 第一子、ストーミーを出産したこともあり、メークやファッションが大人びてきています。
この年の2月にはスナップチャットがアップデートによって使い難くなったことに抗議して、スナップチャットのアカウントをクローズ。 そのせいで、スナップ社の株価が大暴落して13億ドル分の企業価値が失われたことが伝えられています。

2019年

写真上左はグラミー賞の前夜に行われるミュージック・プロデューサー、クライヴ・デイヴィスのパーティーでのスナップで、 中央は2019年のMetガラでのスナップ。ラヴェンダー色のウィッグとマッチしたアウトフィットはヴェルサーチのもの。
パートナーのトラヴィス・スコットに「クイーン」と呼ばれ、 贅沢三昧をさせてもらう様子を 全くはばかる事なしにインスタグラムにアップしていましたが、 そんなトラヴィスとのヴァケーション中にイタリアで見せた写真上右のスナップで、「22歳にして32歳に見える」と指摘され、 この年に2人は別れています。

2020年

初春からパンデミックで、多くのセレブリティが自主的に自宅隔離状態になったこの年は、Metガラさえキャンセルされましたが、 写真上中央はロックダウン状態になる前に行われたグラミー賞でのスナップ、右も同じくシャットダウン前のナイトアウトのスナップ。 左はロックダウン中のスナップで、服装はカジュアルですが、ヘアクステンションをつけて、メークもしっかりして、イメージを保つスナップをナチュラルに見せかけて撮影しています。
前述の通り、この年にコスメティック・ブランド ”カイリー”をコティ社に売却。その際に初めて”カイリー”の企業価値が明らかになったと言われ、 売却益3億4000万ドルが彼女の主要な財産。 パンデミック中には、子供の父親であるトラヴィス・スコットと復縁。 この年にスキンケア・ライン、”カイリー・スキン”がデビューし、フォーブス誌はカイリーをこの年、最も稼いだセレブリティに挙げていました。

2021年

写真上左は、NYファッション・ウィークでのスナップ。この年には水着ライン、カイリー・スイムを発売するものの、素材の劣悪さがソーシャル・メディアで大炎上。その後ベビー・シャンプーのライン、カイリー・ベイビーの発売をアナウンスします。 カイリーのインスタグラムのスポンサー・ポストの料金は2018年から1件当たり100万ドルになっていましたが、この頃までには120万ドルになっています。
そしてこの年に、さほど目立たないものの若干施術を目に施したことがファンの間で指摘されていました。

20222年

2022年1月にインスタグラムで女性として初めて3億人フォロワーを記録したのがカイリー。またこの年からカーダシアン&ジェナー・ファミリーのリアリティTVの放映は、streamingのHuluに代わっています。 2月にはトラヴィス・スコットとの間の第二子を出産。2人の子供のバースデーや、イースター等のイベントには、これでもかでお金を掛ける様子がソーシャル・メディアで賛否両論を巻き起こしていたのがこの頃。
またこの年カイリーはそのプライベート・ジェットの頻繁な使用が問題視され、車で1時間程度の距離でも、目的地と反対方向にある空港に30分ドライブして、 そこから僅か15分程度のプライベート・ジェットの飛行で目的地にたどり着くという、環境問題を顧みない姿勢が猛批判を浴びていました。 しかし本人は、トラヴィスとお互いに所有するプライベート・ジェット2機を見せびらかすインスタ・ポストを行って火に油を注いでいました。

2023年

年明け早々の1月にまたしてもトラヴィス・スコットと別れたカイリー。2人の子供の親権はシェアしています。写真上左はこの年5月のMetガラのスナップで、この頃から伝えられたのが俳優のティモシー・シャラメとの交際。 7月のウィンブルドン決勝は2人一緒に観戦。その後も交際を続け、年末のティモシー主演の映画「ウォンカ」のプレミアにも姿を見せています。
ビジネスはこの年からアパレル・ブランド、”Khi/カイ”をスタート。姉のケンドール・ジェナーや、友人のヘイリー・ビーバーが製品を着用してソーシャル・メディアでプロモートしていましたが、 顔に関しては上唇がどんどん厚くなっていくとの指摘が聞かれ、顔全体の雰囲気が老け顔になってきたことが指摘されていました。



2024年

1月に行われたゴールデン・グローブ授賞式(写真中央)では、カメラもはばからずにキス・シーンを見せていたティモシー&カイリーですが、「2歳年上のティモシーが弟に見える」 といった声が聞かれていました。その後行われたパリのファッション・ウィークでのスナップがこのページのトップと写真上左ですが、 この時に「姉のキムより年上に見える」、「40代に見える」と言われ続けたのがカイリー。 ソーシャル・メディアの意地悪な指摘には「どうせカダーシアン&ジェナー・ファミリーだから、若さもお金で買おうとして、美容施術をやり直すだけ」といった声も聞かれますが、 彼女のように若くして度重なる施術を、しかも腕の良い美容整形医が行い続けた場合どうなるかについては、美容整形界も興味深く見守っているのが現時点。 そんな中、2月末にはティモシーとの別離説が強力に浮上しています。


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