戦争の犠牲になるにはあまりに優美過ぎる…、
国民が”世界一美しい母国”と誇るウクライナのシーナリー30選
Published on 3/11/2022
2月24日からスタートしたロシア軍によるウクライナ侵攻。当初ロシアのプーチン大統領は2日程度で首都キーウ鎮圧に漕ぎつける予定であったと言われますが、
1991年のソビエト連邦崩壊と共に独立国家となったウクライナ国民の愛国心は極めて強く、国民が一丸となった抗戦ぶりは軍事評論家でさえ
予想しえなかった番狂わせと語るもの。
そのウクライナの人々が「世界一美しい母国を守る」と口々に語る通り、ウクライナは
歴史ある建造物や、昔ながらの閑静な住宅街、カラフルなミュラル、ダイナミックなスタチュー、北欧圏独得の自然など、
美しい見どころで溢れる国。それがロシア軍の攻撃によってどんどん破壊されていく様子は
ウクライナ国民だけでなく、世界の人々にとっても見ていられない悲劇。
ロイターによれば、3月8日の段階で200万人のウクライナ人が国外に脱出。死者数はロシア軍も含めて最低で1万3000人、
負傷者は1万8000人、最低でも1万7000軒の建物が破壊され、その損害額は約100億ドル。
この段階でロシア軍は複数の経路から首都キーウに向かって進軍している真っ最中。
そのキーウはウクライナの首都であるだけでなく、「生涯1度は訪れるべき」と言われるほど
歴史&文化の見地からも重要な街。
ここではそんなキーウを中心に、決して戦争の犠牲になるべきでない ウクライナの美しいシーナリー30選をご紹介します。
キーウ、ソフィア広場のクリスマス
キーウのソフィア広場とその傍にある聖ミハイール修道院はキーウの観光名所ですが、クリスマスの時期は
まるでクリスマス・カードのような光景が広がるワンダーランド。
キーウのセント・ニコラス・カテドラル
2本のタワーのシンメトリーな建築が美しい寺院。
上空から捉えたキーウ
キーウの中心街の上空からの光景。中央に見えるのが以下の写真のフリーダム・スクエアです。
フリーダム・スクエア
自由の広場と名付けられたこのエリアは日ごろから市民の憩いの場。
フリーダム・スクエア付近のミュラル
キーウには大きな壁画をあしらったビルがいくつも見られますが、この壁画はキーウのシンボルの1つ。
ひまわりはウクライナの国花であり、現在はウクライナをサポートするシンボルになっています。
奥にはフリーダム・スクエアのドーム、そしてその背後には「Freedom is our religion(自由こそ我らの信仰)」
のメッセージが描かれています。
マザーランド・モニュメント
キーウ、そしてウクライナのシンボルでもあるマザーランド・モニュメント。剣と盾を持った両手をかざして 神々しくそそり立つ女神の姿が
街中の随所から眺められます。
ハウス・ウィズ・チマエラス
キーウで最もミステリアスな建物と言われ、内装にも外装にも不思議なモチーフやデコレーションがあしらわれているのが、ホロデッキ・ハウスとも呼ばれる この建物。
ロシアの侵攻が始まった直後、ウクライナのゼレンスキー大統領がこの前から国民にメッセージを送ったことでも有名です。
オデッサのフェアリー・テール・トンネル
ウクライナの海沿いの町、オデッサはリゾート地でもありますが、そこにあるのがブロック細工でデコレートされた独得にカラフルなトンネル。
キーウのマイクロ高級住宅街
キーウのエリートが住む高級住宅街、Vozdvizhenka地区。パステルトーンのクラシックな住宅が立ち並ぶ
映画のセットのようなストリートです。
ウジホロドのパッセージ
ウジホロドはウクライナ西部の街で100年前まではハンガリーに属していたエリア。
街のネーミングはここを流れるウジュ川からのもので、いかにも北欧らしい落ち着いた雰囲気の街。
リヴィヴのシアター・オブ・オペラ・アンド・バレエ
ウクライナ国民もロシア国民もオペラとバレエを好むことで知られますが、規模は小さいものの、
歴史があり、建築的にも美しいのがこの劇場。噴水のライトアップが夜の劇場のライトアップに華やかさを添えています。
リヴィヴのハウス・オブ・サイエンス
ステア―ケース全体が見事な芸術と化した 美しいだけでなく、計算された空間。
紅葉の季節のハリコフ
背の高い樹木が真っ赤に紅葉する並木道は圧巻のビュー。
ハリコフの人気ホテル
ホテルNo.19はハリコフを訪れたら滞在するべきホテルとして知られるスポット。映画のセットやおとぎの国に居るような
キュートなインテリアが評判。
ハリコフの受胎告知大聖堂
ハリコフの中心街にあるブラホビシェンスカ広場から眺めた受胎告知大聖堂。
オデッサのポチョムキン階段
合計192段の階段がポートから街へのエントランス・ゲートの役割を果たしています。
カルパティア山脈保護区
カルパティア山脈には25ヵ所の自然保護区がありますが、そのうちの6つがウクライナ国内。
写真の水仙の谷はそのうちの1つ。
ピンク・レイク、ヘニチェスク湖
ウクライナにある複数のピンク・レイクの中でも最も美しいと言われるのがヘニチェスク湖。
鮮やかなピンク色は、湖の高塩分で繁殖した藻類によるもの。
クレーヴェンの トンネル・オブ・ラヴ
観光名所であると同時に、このスポットだけで1冊の写真集が出版されてしまうほど、様々な趣を持つスポット。
スタニスラフ・グランドキャニオン
ヘルソン山岳地帯のスタニスラフ・グランドキャニオンのユニークな地形は、
ロシアの侵攻で最初に制圧されてしまったヘルソンの海岸線にも見られる独得のもの。
リヴィヴ郊外のウッドハウス
リヴィヴ州にあるズブロイ村の森に立つ昔ながらのウッドハウス、雪の多いエリアなだけに、屋根がそのまま家になっている
ユニークなアーキテクチャー。
キエフのメトロ・ステーション
ドーム型の天井とコラムが美しい建築ですが、空爆シェルターを兼ねてデザインされたもの。
オデッサのパッセージ
オデッサ・パッセージは、19世紀後半の建物を改装した豪華なショッピング・アーケードで、上層3階にホテルを含む大規模な開発の一部。
入り口には水星とフォルトゥーナの彫像があり、溢れんばかりの彫刻が見られる豪華でアカデミックなスタイルで知られます。
リトルウィーン、チェルノフツィ
カルパティア山脈の麓にあるチェルノフツィ。かつてオーストリア/ハンガリー帝国の一部であったことから、オーストリアの街同様の建築で造られた要塞都市。
そのため”リトル・ウィーン”というニックネームで呼ばれています。ウクライナの国立大学もここに位置しています。
ペチェールスク大修道院
キーウのペチェールスク大修道院は夕暮れ時のピンク色の空をバックに趣のある陰影で眺めても、青空をバックにゴールド塔と白壁の美しいコントラストで眺めても
エキゾティックでゴージャスな建造物です。
キエフペチェールスク大修道院の内部
外観の美しさもさることながら、その内部も色鮮やかな宗教アートの装飾、
独得のドーム建築とその豪華な装飾が見る者を圧倒する必見の空間です。
Slava Ukraine! (ウクライナに栄光を! = 同国の愛国的グリーティング)
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