Sep. Week 2, 2026
Hailey Bieber's Glazed Donut Nails Are Still Trending
生活レベルとライフスタイルが出る!?
5年目に突入のグレーズド・ドーナツ・ネール・トレンド
2022年にトレンドがスタートし、今年で5年目に突入するネール・トレンドがヘイリー・ビーバーが有名にしたグレーズド・ドーナツ・ネール。
どこにでもありそうに見えて、プロの手腕でないと完璧に実現できないこのスタイルは、セレブ御用達のネイル・アーティスト、Zola Ganzorigt / ゾラ・ガンゾリグトが
メット・ガラのために考案したもの。シアーな乳白色や淡いピンクのベースに、光沢を放つクローム・パウダーを重ねたネールは、
揚げたてのドーナツのグレーズを思わせる半透明の光沢のある仕上がりからグレーズド・ドーナツ・ネールという名前が付き、
多くのサロンがこれを真似て久しいけれど、アメリカではジェル・ネールで定評があるのは日本人や韓国人経営のサロン。
NYのネール・サロンでこれをオーダーすると100~150ドルをチャージされることも珍しくなく、つい最近にはNYの日本人経営のネールサロンが
チップ装着を含む全工程に360ドルをチャージしたストーリーがSNSでヴァイラルになっていたのだった。
グレーズド・ドーナツ・ネールの人気が衰えない理由の1つは、ジュエリーが引き立つネールであるため。
今や世の中では富の象徴がバッグよりも、ジュエリーになって久しいけれど、実際に近年のラグジュアリー市場の売り上げを牽引しているのがジュエリー。
SNS上にはカルティエやヴァン・クリーフ&アペルのリングやブレスレット、
もしくはピンク・ダイヤのカクテル・リング等、お宝ジュエリーを付けた画像が溢れて久しいけれど、それと同時進行していたのがグレーズド・ドーナツ・ネールのトレンド。
真っ赤なネールは老けた印象、ヌード・カラーのネールよりもゴージャスで洗練された印象と言われて人気を博したこのネールは、
似合う手であることもステータス・シンボルの1つ。
小じわや日焼けによるシミ、色素沈着がある手、またGLP-1で短期間に体重を落とした副作用のオゼンピック・アームの影響で、
骨と血管が目立つ老けた印象の手では高額を払ってグレーズド・ドーナツ・ネールをしても、
高齢者がミニスカートをはいているような痛々しさを感じさせてしまうのが世の中の一般認識なのだった。
今や女性達の間では、物価が高騰しても削らないビューティー・バジェットの筆頭に挙げられているのがネール。
そして女性達が気を配り始めたのが手のプレゼンテーション。
オゼンピック・ハンドの血管や骨が目立つ手の甲にはヒアルロン酸を注入し、シミやシワを改善するためのレーザー施術を受ける女性が増える中、
ネール・サロンやスキンケア・サロンではハンド・トリートメントが60~200ドルで提供され、これらのトリートメントを自宅で行うガジェットも人気が高まっているのが現在。
「手に生活が出る」と言われるのは世界共通の認識であるけれど、大金持ちが必ずしも美しい手をしているという訳ではなく、
手は握力や柔軟性、骨格、血色、肉のつき方、掌や指先の温度も含めて、その人のライフスタイルや健康状態の偽らざる指針。
つい最近悟ったのは、”その逆もまた真なり”、すなわち手の改善がライフスタイル改善にも繋がるということ。
以前は気の毒なほど疲れた手で、幸せそうに見えなかった同じビルに住む女性の
エレベーターのボタンを押す手が復活していて、きちんとネールをして、リングもつけて、本人も明るい雰囲気だったので、
ネールを誉めてあげたところ、以前はネール・サロンに行く余裕さえないほど時間に追われていたとのこと。
そのストレスで爆発しかかった時にネール・サロンに行ったら、その後はネールと久々にリングをつけた自分の手に励まされたそうで、
疲れてどうでも良かった生活にメリハリが出たことを話してくれたのだった。
そうかと思えば、つい最近久々に話した健康オタクの知人は、爪の形を整えて、トップ・コートのような透明のネールをしても、
色は塗らない主義で、理由は爪の色とコンディションに健康状態が現れるため。彼女が目指しているのはナチュラル・フレンチ・ネール、
すなわち何もつけずにピンクの爪と白い爪先を実現すること。そのために食事やスキンケア、洗剤等にも気を遣い、
さらに手のツボをマッサージして健康を保っているようで、これはかなりハードルが高いチャレンジなのだった。
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執筆者プロフィール 秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。 |


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