Dry Janyary or Dump January?
Sober Curious or Sober for Life?!

アルコールを控えるライフスタイルが広まるアメリカ、
飲酒量を減らす Or 禁酒するべき、これだけの理由とベネフィット

Published on 1/11/2024


かつては「夕食時に赤ワイン1杯程度を飲むのであれば、心臓病の予防になる」と言われ、少量ならば健康に害は無いと思われてきたのがアルコール。 しかし、近年ではそんな少量のアルコールでさえ「飲まないに越したことは無い」という意見で医学界が統一され、 若さと健康を保つためは 飲まない方がベターと言われるようになったのがアルコール。
その一方でミレニアル、ジェネレーションZ世代は、ベビー・ブーマーやジェネレーションX世代に比べて ドリンカーが圧倒的に少なく、 アルコールを飲まないことが社交に影響したのはもはや昔の話。 逆にかつては ホリデイシーズン明けの1月を休肝月の”ドライ・ジャニュアリー”に当てていた風潮が、今ではホリデイ・シーズン前にも肝臓を休めるための”ドライ・オクトーバー”にも拡大。 そして「お酒は飲めるけれど、あえて飲まない」という”ソーバー・キュリアス”がソーシャル・メディアを通じて一気に広まったのが過去3年ほどのこと。 そんなミレニアルやジェンZ世代を中心に、カクテルよりも アルコール・フリーの ”モクテル”が人気を集めるようになっているけれど、 若い世代のアルコール離れの背景にあるのは、まずはアルコール・ドリンクが高くなり過ぎて、経済的負担になること。 さらに若い世代ほど2日酔いで翌日が台無しになることを嫌って、同じハイになるのならマリファナを選ぶ傾向にあり、 アルコール依存症、アルコール中毒の親や家族の影響で、アルコールを毛嫌いする傾向も顕著。
女性の間では「酔っ払って性的暴力の犠牲になることを恐れている」、「ドリンクにデートレイプ・ドラッグを混入されるかもしれない」、 「酔っていると避妊に失敗し易い」、「アルコールを飲まない方が、まともな男性が寄って来る」といった理由も聞かれています。


飲酒を控える、止めるべき これだけの理由


健康面においては、今やお酒もたばこ同様、習慣的に摂取すれば「100害あって一利なし」と見なされる存在。
またアメリカでは習慣的にアルコールを飲む人々69%が喫煙者。不健康な習慣が1つで終わることが無い様子を垣間見せています。
上のビジュアルはそんな飲酒に伴う健康面の問題点。 若い世代ほど、上記の健康面の問題よりもお金が節約できて、体重が落とせるという理由でお酒を飲まないようにする傾向にありますが、 お酒にどれだけお金を遣っているかは年間で計算すると、健康に害するものに支払う値段としては高過ぎると反省するきっかけになります。
また体重についても、思っている以上にカロリーが高く、知らず知らずのうちに500〜700カロリーを摂取してしまうのがアルコール・ドリンク。甘いカクテルはビッグマックより高カロリーのものが少なくないのが実情。 たとえ糖質ゼロのアルコールを摂取しても、アルコール・ドリンクは分解の必要はあっても消化の必要が無い”エンプティ・カロリー”。 体内に入ると、味覚を察知した脳がそれを迎える消化器官の準備を整えますが、消化するものが体内に入って来ない場合、それを食欲という形でリクエストするのが身体の仕組み。 お酒を飲みながらの食事が美味しく感じられるのは、エンプティ・カロリーの摂取で不完全燃焼の消化器官が食欲を煽るため。 飲み終わった後でもラーメンやお茶漬け、デザートを食べてしまうのも、お酒のエンプティ・カロリーが呼び起こした食欲を満たすための行為。
でも代謝力が落ちてからも、それを続ければ肥満や糖尿病にまっしぐらとなってしまいます。
危険なのは「自分はまだそんな風にならない」と考えてしまうことで、アルコールは知らず知らずのうちに身体と健康を蝕んで、老化をスピードアップさせる結果、 年齢に関わらず様々な健康のリスクが出てきます。



アルコールを止めるとどうなる? その身体のリアクション


アメリカで近年お酒を飲まない風潮が高まった要因と言われるのは、パンデミック中のロックダウンで、多くの人々が家でお酒を大量に飲んでいた反動。 実際にパンデミック中にお酒の売り上げと共に、アルコールが原因のDVが増えたことが伝えられましたが、 それで反省した人々や、酒癖の悪い親や家族に嫌気が差した人々がソーシャル・メディア上で 「ソーバー・キュリアス」や「ソーバー・フォー・ライフ(生涯しらふ)」、 ジャニュアリーにこだわらない 「ドライ」(=ノンドリンカー)のムーブメントをスタートし、それが拡散されてきたのが現在の風潮。
それとは別に昨今では「Dump・January/ダンプ・ジャニュアリー」を実践する人が増えていて、これはお酒を止める禁断症状のせいで、 精神的な落ち込みや、更なるアルコール摂取に陥ることを防ぐために、 「ドライ・ジャニュアリー」で一滴も飲まないのではなく、 酒量を減らしていくことで 体内のアルコールの影響を軽減しようというもの。
上のビジュアルのように、アルコール中毒や依存症の人々にとってはお酒を止めるのはかなりのハードル。 単にお酒が好きで飲んでいる程度の人でも、毎晩晩酌をしたり、ナイトキャップの習慣があると、止めるのは思いのほか大変。 突然飲みたくなる衝動は徐々に抑えられるようになりますが、その衝動が完全になくなるまでには8〜10カ月かかるという説もあります。 アルコールが体内から完全に抜けて、睡眠の質が向上し、身体のパフォーマンスや、肌や体重に好影響を与えるようになるには約1カ月を要するようで、 多くの人々は禁酒が1ヵ月続いた時点で、体調の良さを実感することから、ドライ・ジャニュアリーをそのまま春先、初夏まで続けることで 酒量を激減させることに成功しています。





飲酒を止めると…、これだけのメリットとベネフィット


以下は飲酒をやめる、もしくは控えるべき理由とベネフィットのリスト。


これらの効果はアルコールを完全にカットすることで確実に得られますが、 酒量を激減させることでも十分に得られるもの。
特に「酔っ払ってしまうと、その後のことを覚えていない」という人は、アルコールによって新しい記憶を刻み付ける能力が衰えている状態。 その状態で飲み続けてしまうと、年齢に関わらず「人や物の名前が出て来なくなった」、「物忘れが激しい」という状態から、軽度の認知症に発展します。

飲酒をやめると…、Before & After


飲酒をやめる最大のメリットの1つがルックスの向上。上の女性は、お酒を止めただけで4週間後には、赤ら顔が改善されて肌質が改善、顔の浮腫みも取れていますが、 この時点でダイエットをせずして体重を3キロ落としていたとのこと。
この例からもお酒を止めると、体重が減って、肌質や顔立ちが改善されることからもはっきり見て取れます。
逆にお酒を飲み続けていれば、年齢に関わらず肌が緩んで、顔が浮腫み、アルコール依存症が深刻であればあるほど肌が炎症を起こし、 更にはアルコールによる脱水症状のせいで肌が乾燥するのは宿命。
またヘビー・ドリンカーは年齢を重ねると 左右で異なる顔や身体の歪みが生じるのが常。 一説にはその原因は 酔っ払ったせいで 寝返りが打てず、血行が滞った状態で長時間眠ってしまうためと言われ、 アルコールさえ入っていなければ、たとえサイド・スリーパーでも自然に寝返りを打って、血行不良が防げると指摘されます。
もちろん飲酒を止めれば、睡眠の質が向上するので、それによって代謝力がアップし、便通や肌質が改善するのは紛れもない事実。
以下は飲酒をや止めた人々のビフォア&アフター例。これを見ると、飲酒が如何に人を醜くし、止めるだけで本来の姿や若さが取り戻せる様子が分かります。






最後にお酒を止めたい、酒量を落としたいと思ったら、先ずはそれまでの飲み友達や、お酒好きな人とお酒が入るオケージョンで会わないようにするのが最も効果的。 逆に「全く飲まない」、「最近、飲まなくなってきた」という友人と時間を過ごすようにすると、外出先でもお酒を飲まずにいることが苦になりません。
そもそも人によってアルコールのリミットが異なるので、それを知らずしてお酒を勧めたり、アルコールの影響で判断力や自制心が鈍っている時に 例え好意でもグラスが空くたびにお酒を注ぐのは無責任な行為。
どんなにお酒が好きな人でも、40歳を過ぎればお酒は悪影響が強くなるので、 お酒無しで楽しく過ごせる関係や状況を構築することが健康かつ、美しく長生きをする秘訣とも言えそうです。


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